10年ほど前に勤めていた通信機器販売関連の営業での話し方の個人レッスンの体験です。
関連会社から、ある法人の営業部で、ある機器の大量発注の可能性があるとの連絡があり、
上司からホルミシス効果を実感したことを営業かけてこいの一言で担当者を訪ねました。
すると、相手も営業担当者なので、情報の入手先や入手法など逆取材でケムに巻かれ、
営業初日は結局内容の話はできずに帰社することになりました。
帰社するやいなや、上司からは契約書取ってきたかと言われ、経緯を説明すると能力が低いと罵られる始末でした。
しかしそのことで私は、どうしてもこの契約をものにしたくなって、翌日から毎朝始業時間に合わせて営業先に伺い挨拶して帰社することを一週間続けました。
そうして本当に一週間目に、相手の営業担当者が、資料をいただければ関係部署と協議の上検討させていただきますとの言葉を聞くに至りました。
最近の営業がどういったスタイルをとっているかは、業種によっても違うとは思いますが、一昔前にはこういった営業で契約を取ることはそれほど稀有ではなかったように思います。
デマンドセンターを構築する重要性を理解することができました。ちなみにこの契約は約300万の仕事となり、罵った上司も評価を変えてくれるかともいきや、俺の部下だからできて当然の一言で終了しました。